2004年の5月に、紫雨が卵管炎になったことがありました。その時の日記を抜粋してあります。


2004年5月8日(土)

昨夜、紫雨のカゴに布をかけて1時間後。キュピピピィィと妙な音がするのです。しばらく前からしていたそうなのですが、布を取って出てきたどこか様子の違う紫雨を観察していると、その音は紫雨がいきんでいるときの開口呼吸というか。。。下から覗くと総排泄穴がぱっくり開いてフンが垂れ流しになっており、穴の前の部分がぷっくり膨らんでいました。嫌がるので触ることはできません。

とりあえず夜中なのでそのまま籠にもどし、卵づまりか、卵管脱を想定してネット検索して翌朝病院に連れて行きました。
ネットでは体験談や写真が見れるんですが、いまいちです。ただ鳥に限らず内蔵が外に飛び出している場合は、一刻の猶予もなく病院についていかないと、外に飛び出た臓器が乾燥して切除や命に関わったりするようです。
病院では、比較的初期の卵管脱(炎?)と言われました。(まだ内容物が飛び出ていない、床にうずくまったりしていない)

紫雨の場合、よく発情したり、暗いところに潜り込んだりしていたため、発情期には免疫が下がるので、ばい菌が入やすく、器官が腫れ上がっているそうです。このため抗生物質その他の投薬を二週間。経口投与…挫折しそうです。

抗生物質をペットに投与したことのある人は覚えがあると思いますが、まるで一層具合が悪くなったかのように見えますよね(T_T食欲は落ちる、腸の善玉菌の死滅による下痢、ビタミンも…それを補うものも混入されているとは思うのですが、鳥が相当弱って見えるために飼い主もぐったりです。

あと、引っ越してからうまく止まるものがなく、体重を量っていませんでした。今日何とか一瞬計ったものが、240gくらいあったような…!?もともと186g前後のはず!・・・とりあえずこれは好材料と思っておきます、食べなくなったら体重によっては、ヒナ用のパウダーフードを溶かして強制給餌しないといけませんから(--;昨夜からほとんど食べていません。フードも買っておいて、針なし注射器も出しておこう。

2004年5月9日(日)


今朝お尻を覗いて、たまげました。しりの前の部分がぼんぼんに腫れあがっていて、総排泄穴が横に歪んでいるほどです。慣れない家人に保定を頼み、なんとか10滴ほど、噛まれつつ口に薬を流し込みました。あとは水に混ぜて…。
午後リンゴとケイティのエグザクト(フォーミュラ3と同じく、ヒナ・病鳥用のパウダーフード)を購入。昼過ぎにリンゴ。これは少々食べた。夕刻に肩の上にいる紫雨に、エグザクトを湯で溶いて差し出すといやいや舐めて、まあまあだったらしく(紫雨は暖かいものに弱い。ヒナの頃を思い出すのか?)ちびちびと啜っていた。

そして籠に戻ると、ヒマワリも少し食べ始めたのだ!よかった、強制給餌は免れた模様。本当は発情を押さえるために、高カロリーな餌は切らないといけないのだけど、これははちゅと同じで、何でもいいから口にして欲しいときに餌を選んでいては、確実に死んでしまう。

夜おしりを確認すると、腫れがひいたのか、総排泄穴が体の中心に戻っていた。やはり昨日の抗生物質量が不十分で、効かなかったのではないか。今後は許されない。(抗生物質は一度途切れると効かなくなる)朝10分早く起きて、投薬をきちんとしなければ。

2004年5月10日(月)1

今朝お尻を見ると、また歪みが出ているように思える。一度に済ませようとせず、朝晩に分けて投薬したほうがいいのだろうか。飲み水に混ぜることを考えると(推奨方法ではない)、厳密に一回の分量とも…。

朝投薬15滴、ブルブルと頭を振って1/3は吐き出しているようだ。残りを水に入れて、すでに1週間分の薬を使い切った。(最初からとても量が足りないと思ってたんですが…(^^;薬事法で1週間分しか出せないとかあるのかな)リンゴを口直しに。エグザクトは食べなかった。

2004年5月10日(日)2

発症してから二日分のフン、赤いものが混じっていて恐ろしかったのですが、今日一日のフンには混じっていないので、飲んだトマトジュースか、いきんだたための切れぢと思いたい…。この間はほとんど食べておらず、片栗粉を溶いたようなどろっとした液体。

今日は降り続く雨でやや肌寒く、昼間ヒヨコ100Wを設置しておいた。本来病鳥は28-30℃にしないといけなくて、家にいるときはファンヒーター。帰って籠の底を見るとヒエアワも食べ散らかしてある。出てきて、今までになく長いこと肩にいた。電気のヒモにじゃれたり、余裕が見られる。今まではおざなりにちよっと肩に乗って、いそいそと戻って膨らんで眠っていたのに。

しかしよくなったのかというと、おしりは更に腫れあがってなんか紫にどす黒く変色してるんですけど!?これはいい兆候なのか、悪いのかがさっぱり分からない…!鳥は単に痛くて苦しいのに慣れてきただけなのか?分からないので夜も5滴くらい投薬してみた。

体重を量るのに成功した。236g。うそ、本当に240gあったんだ。いつのまに(汗)

2004年5月11日(火)

今朝も朝早くに起こして、寝起きのぼーっとしているところを拉致拘束。でも薬を確実に飲んではいるらしい(舌がしたした…と味わうように何度も動く)。薬の苦さにも慣れてきたということだろうか。

インコを簀巻きにして投薬をするとまず嫌われるのだけど、ピオナスは人がいいというか。でもずっと顔を掻かせてはくれない(笑)

患部。うわぁぁどす黒い。腹部に黄色っぽい部分もあるような…。治ったら水浴びをさせて、早くお尻を綺麗にしたいものです。。昨夜から鳥の調子がよくなってはきたのでやっとゆーちょーなことを言えますが(^^;

朝15滴、夜5滴(こぼしている)投薬するようにしたら、もう飲み水にいれなくてもいいかな。においがきついのと、水の傷みが心配だ。

追加
朝の籠の底。やっぱり何か赤いものが…!
色がわりと鮮明なので出口近くの出血?血にしてはやや固まっているような印象なんですが。

2004年5月12日(水)1

昨夜も紫雨は食事の支度中長いこと肩の上にいた(すごい邪魔)。昼間、籠に吊ってあるおもちゃも破壊してあった。夜は以前のようにパソをたたく肩の上でギョッギョッと発情もし始めた(発情はさせてはいけません)。はちゅの場合は生命の危機を感じると本能的に子孫を残そうとする説もあるけど、飼い鳥の場合それはないと思う。精神的にはだいぶ良くなっていると思う。そういえばいつもフンがついていた穴がだいぶきれいになった。

今朝のしり。微妙〜に黒さが抜けたような…?しかし相変わらず総排泄穴の位置が、腫れのためすごく歪んでいる。ところで、健康なときには羽がみっしり覆っていて穴しか見えないものなんだけど、これだけ肉が見えるのは腫れているからなのか、羽が抜けたり減っているからなのか?

卵管脱の鳥の多くが自分で肛門をいじって悪化させることがあるらしいけれど、それは見ているときには全くない。内容物がはみ出していない初期状態だからだろうか。

あと、BARD&HARBサイトさんの投薬方法を見直す。そうか、すまきにして固い木の棒を噛ませてすきまに垂らすといいのか。今はすまきにすると、執拗にタオルを噛んでいるので、薬が一部タオルに吸い込まれている気がする。

たまには顔の写真も(^^;フラッシュを焚いていないのでぼやけてます。

2004年5月13日(木)

今朝のフン。見たところ出血はない。

明日が病院お休みの日だけど、薬があさっての朝までもちそうにない。幸い仕事の山も切れたので(明日税理士が来るんだが半年分の伝票切ってない程度さぁ!)早引けして紫雨の経過を診ていただくことにした。

そしてあっけなく疑問点解決。先生は軽々と一人で、片手で保定し、もう片手でガラス棒を使って鳥の体内をしばらくまさぐって、「デキちゃってますね〜」。

タマゴが出来てました。産みだされず、表面がザラついてるけどおかしなものではないそうで、それが器官にちょっと癒着しているそうです。だから血が出ていたんですね!しりが日々はちきれそうにふくらんで腫れてたんですね、体重が3割増になってんですね…!卵詰まりまではいっていないので、産みやすい薬の投薬と、温度を一日一回は高温にすること。「癒着はぐるっと回りをなぞって剥がしておきましたから」

オレとの子か…!

病院からの帰り道から1時間くらい、妊婦のようにプヒューと何度もため息をついていきんだりしていました。

夜のしり。黒い部分がなくなりつつある。歪みは卵がなかに詰まっているからなのか。。。

2004年5月14日(金)

籠の底のフンには血が混じっていないが、夜おしりを見ると尾羽の赤い羽根に、どろりとしたゼリー状の血の塊が付着している。

この日も一日雨で肌寒く、夜と昼間もヒヨコをつけておいた。高温にするのに、今は夜(19-21時)ファンヒーターで28℃程度にしている(実は鳥が暑がる31度ほどに30分ほどしたいのだけど、室温31度ってさすがに真夏以外はつらい。仔キボシも室温が上がるとバスキングしはじめますが、これは水温が上がると陸地のほうがまだマシになって避難しているのかもしれない)30分は100Wのレフ球を籠越しに紫雨に当ててみているのだけど、ふと見ると避けていつのまにか籠から出ていたりする。眩しいのも嫌なのかな。

夜の紫雨は相変わらずべったりで、そのうちにどっかりと戸棚に腰をおろして小さく甘えた感じで何事かつぶやいている。音量を下げたヒナ鳴きのようで(ピオヌスのヒナ鳴きは大音量の水鳥の鳴きかわしにソックリだ)、こちらもよく話し掛ける。時々いきんでいる。

2004年5月14日(金)

今朝のしり。体重が227gにまで減少していました。

投薬は大抵、寝ているときに籠の覆いを取り、ウニャ?というところを出てもらってすまきにしていたんですが、さすがに4日目くらいからは警戒して寝惚けていようがやすやすと籠からは出なくなってサルのように逃げまくり、出すのが大変です。

2004年5月17日(月)

写真は後から。目立った変化はない。金曜日はフンに血が混じっていた。

書籍「ザ・インコオウム」が出てきた、生殖器の図を見ると、鳥には子宮がないのね〜、卵管がホルモンで大きくなって代わりをするのか。セキセイとか一日おきに産んでるんだから、……何日も卵が体内にあったら、いくら圧迫してフン詰まりになっていないとはいえ相当危険だよ!(涙)
ずっと卵管脱と書いてきたけど、別のそれっぽい病気のことも出ていた。あまりに出なかったら、手術すべきではないのだろうか…。

今朝は布をとると、おもむろにおしりをつつきだして綿毛を抜いたので、ストレスによる毛引きかとギョッとしたのだけど、別に今日まで床に羽が落ちていたことはなかった。綿毛を抜くのは産卵前の本能とか?(巣づくりする時って卵の下に敷く羽を抜くよね)体重は231g。

このままなら、投薬期間の切れる前の水曜辺りに病院に連れて行こうかと思う。

2004年5月21日(金)

水曜あたりから、再びビミョーに具合が悪くなった紫雨。つねにいきんでウンコをしぼりだしているのですが、どうにも卵が出る様子はありません。時々は長く小さな悲鳴をあげたり、目を細めたり苦しそうな様子も見せます。休みあけの病院に金曜朝一番に連れて行き、診てもらったら、「卵がつぶれているね」。こ、ここで開腹手術とかするのか!?と思ったらば、なんと先生は総排泄穴から、ガラス棒とピンセットを使って手際よくつぶれた殻を引き出し、洗浄されました。「先週はまだきれいな卵だったから自然に産むのを待ちたかったけど、つぶれると腐ってしまうから」
卵は、れおぱの卵の殻と同じくらいの大きさでした。ついつい爬虫類的に「まだおなかに卵が残っているのでは」と思い、レントゲンも撮ってもらったのですが、それはなかったです。いやあまりに下腹部が大きいし体重が増えているので、2つ3つ卵があるんじゃないかと思い込んでいたんです(^^;2.3日は便に血が混じるだろうけど、これで生命の危機は脱した!は〜よかった…!今後はしばらく投薬は続くけど、とりあえず発情させないように回復を待ちます。

紫雨の飼い方にもだいぶ問題があったわけなので、ちょっと心を入れ替えて、生活、餌の面、発情問題を見直していかなくては。